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Contact Form 7の自動返信にオリジナルのPDFを添付できるプラグイン「Send PDF for Contact Form 7」設定方法(その2)

ワードプレス無料プラグインSend PDF for Contact Form 7を使ったオリジナルPDF作成設定方法を画像付きで解説します。

前回の投稿で、「Send PDF for Contact Form 7」の設定画面の概要を解説しました。

今回は、実際に生成するPDFの設定を行います。

General SettingsでPDF添付の基本的な設定を行う

ここでは、フォーム送信がされた場合に、送信したユーザーとサイト管理者両方に開封パスワード付きのPDFが送られるシンプルな設定を行いながら説明します。

※ブラウザの翻訳機能で表示を日本語にして設定を行っています。これを活用すれば、基本的な設定を日本語で行うことができます。

Send PDF for Contact Form 7一般設定1

「PDFファイルの送信者」はPDFを送る相手を意味します。フォーム送信者・フォーム受信者・両方を選択できます。

CSVファイルが不要な場合は「無効にしますか?」の選択肢を「はい」にします。

Send PDF for Contact Form 7一般設定2

「PDFの名前を入力」の欄には送信するPDFのファイル名を書きます。管理しやすいように半角英数字で表記することをお勧めします。

このプラグインでは、HTML・CSSで設定したデータをもとにPDFファイルを生成後、WordPressのuploadフォルダに送信したPDFデータを保管します。フォルダを変更しない場合は「いいえ」にします。

ファイルの保管が必要ない場合「電子メールの送信後に各PDFファイルを削除しますか?」を「はい」にすると、生成されたPDFファイルは自動的に削除されます。

Send PDF for Contact Form 7一般設定3

続く設定では、生成するPDF以外のファイルの添付設定・フォーム送信後に遷移するページの有無・ファイル圧縮等の項目があります。

入力エンコーディング、という設定がありますが、ここはデフォルトのutf-8でOKです。

Send PDF for Contact Form 7一般設定4

次の自動改行の設定は、オリジナルPDFをセットする時の自動改行の設定です。PDFのチェックボックスでの表示、入力可能フォームについては無効にします。(必要に応じて変更してください)

PDFファイルの保護設定は、送信するPDFファイルのパスワードによる保護の有無の設定となります。

今回はこれを設定してみます。

パスワードは自動で12桁のランダム文字列を設定します。また、パスワードを設定すると[pdf-password]というタグが使えるようになり、これを送付するメール本文内で表示することができます。

最後の設定は、これまでの設定のリセットをするかどうかです。

設定ができたらこの内容を保存します。ページ上部または下部へ戻り設定を保存します。

Send PDF for Contact Form 7一般設定5

オリジナルPDFの設定

次に、添付するオリジナルPDFのレイアウト設定です。

Send PDF for Contact Form 7レイアウト設定1

「PDFのレイアウト」で、PDFヘッダーや背景の画像を設定することができます。

通常のメディアライブラリ操作と同様に画像を挿入し、挿入したヘッダー画像の位置をセンターに変更しました。

この設定では、操作をした後に設定の保存をすることで、右側のメニューにプレビューを表示することができます。

「各ページにヘッダーを表示しますか?」で「はい」にすると、生成するPDFの全てのページに、ここで設定空いたヘッダーがつきます。

「カスタムCSS」を使うことで、表示内容・本文の位置や装飾の調整が可能です。カスタムCSS設定は、本文を入力るす時によく使います。

「フッター」にはページ数表示や日付表示等を設定できます。

Send PDF for Contact Form 7 PDF表示設定2

PDFのパーソナライズ設定では、PDFのサイズ・向き・マージン等を決めることができます。

Send PDF for Contact Form 7 PDF表示設定3

最後のPDFの内容部分については、英語での表記に戻しました。

ここでは、HTMLタグを使って、PDFに表示する内容を記述することができます。

テキストボックス上部の[your-name][your-email]等のタグは、フォームを設定する時に使ったものを使用します。これでPDF内に、送信者が入力した内容を反映させることができます。

設定ができたら、保存をします。

一旦PDFのプレビューを確認します。

オリジナルPDFのプレビュー

プレビューはこのようになりました。

Send PDF for Contact Form 7 PDF表示設定4

これでは本文の開始位置が画像と重なっています。

設定画面に戻り、本文1行目にクラスとCSSを追加します。

Send PDF for Contact Form 7 PDF表示設定5

クラスを追加しました。

これに合わせて、CSSを追加します。

Send PDF for Contact Form 7 PDF表示設定6

CSSでマージンを追加しました。今回はわかりやすくする為にpタグの上にマージンを追加するだけの非常に簡単な書き方をしましたが、ここはdivで囲む等して、きちんと書くことをお勧めします。

これで再度保存を行い、PDFのプレビューを見ます。

Send PDF for Contact Form 7 PDF表示設定7

期待通りの表示がされています。

これでPDFの作成は完了しました。

次の投稿では、実際に送付の設定を行い、[your-name]等がきちんとPDFに確認されるか確かめます。