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Contact Form 7の自動返信にオリジナルのPDFを添付できる無料プラグイン「Send PDF for Contact Form 7」設定方法(その1)

ワードプレスのContact Form7でフォームに入力された内容を反映させたPDFを自動作成し、送付するプラグイン「Send PDF for Contact Form 7」の使い方を画像付きで解説

このプラグインでできること

企業やショップサイトの問い合わせフォームより問い合わせを行うと、すぐに自動返信メールがユーザーへ返信される機能は、Webサイトでは定番の機能です。

自動返信のメールでは、ユーザーからの問い合わせ完了の確認と、その御礼の一言が添えられているというのが定番です。

この自動返信メールに、オリジナルのPDFを添付することができるプラグインが「Send PDF for Contact Form 7」です。無料のプラグインですが、細かな設定をすることができます。

このプラグインでは、管理者が設定した情報だけでなく、ユーザーがフォームに入力した情報もpdfに直接反映させることができます。例えば、フォーム内で入力されたお客様の名前を、自動返信のPDFにも表示させることが可能です。

フォームを予約フォームや申し込みフォームとして使用している場合、別途PDFで予約表や受付表を自動生成し、自動返信のメールにPDFを添付してそれを返すことができます。

この記事では、Send PDF for Contact Form 7を用いて、ユーザーへの自動返信メールにオリジナルのPDFを添付して返す方法を図解で説明します。

また、管理画面で作るオリジナルpdf以外のファイルを追加して送信・zipファイルに圧縮することも可能です。

自分で問い合わせフォームを作成しWordPressに追加することができる人ならば、設定が可能です。
CSSやHTMLタグを自分で書くことができる人は、自由にレイアウトをしたPDFを返送することができます。

前提条件と事前準備

Send PDF for Contact Form 7プラグインは、Contact Form 7と一緒に使うことが前提です。

まず、このプラグインの設定前にCF7でフォームを作成し、自動返信のメール設定まで準備しておきましょう。

添付するPDFはプラグイン内で作成しますので、PDFに書くテキストの内容と、必要な場合は画像を用意しておきましょう。

プラグインをインストール

ダッシュボードのからプラグインの画面へ入り、新規追加で「Send PDF for Contact Form 7」を検索し、インストールし、有効化します。

Send PDF for Contact Form 7インストール

Send PDF for Contact Form 7設定方法1

有効化しても、実際に使うには設定が必要です。

有効化ができたら、「Settings」をクリックし、設定を行います。

Send PDF for Contact Form 7設定方法2

Send PDF for Contact Form 7の設定画面の解説

フォームとプラグインの紐づけ

このプラグインでPDFを送る機能は、CF7で設定したフォームごとに設定します。

設定画面の最初に、下図のようなフォーム選択プルダウンが表示されるので、サイト内で準備したフォームの中から、返信用PDFを作るフォームを選んでください。

Send PDF for Contact Form 7設定方法3

プルダウンリストから、「お問合わせ」というCF7で準備済のフォームを選択しました。

Send PDF for Contact Form 7設定方法4

設定画面の概要

設定を始める前に、このプラグインの設定画面をあらかじめ見ておきましょう。

紐づけるフォームを選択すると、下に詳細設定メニューが表示されます。まず、「General Settings」という行が表示されます。この行クリックし、全般の設定を行います。

設定画面は英語です。

苦手な場合はブラウザの機能を利用して日本語訳します。

Google Chromeの場合は右クリックし「日本語に翻訳」をクリックします。この投稿では、必要に応じてChromeで翻訳した表示を利用して設定方法を解説します。

General Settingsの次に「Layout of your PDF」という設定項目があります。

Send PDF for Contact Form 7設定方法4

ここでは、PDFのヘッダー部分に画像を挿入したり、背景を挿入するレイアウトを行います。

送付するPDFに会社のロゴなどを追加して、レターヘッドのようなものを作ることができます。

続いて、「Custom CSS」「Footer」「Personalize your PDF」の設定があります。

カスタムCSSが必要となるのは、PDF内の表示をCSSで装飾するからです。PDF内の本文も、HTMLタグを用いて記述します。

「Personalize your PDF」項目の前半では、PDFのサイズや向き・余白の設定を行います。

「Personalize your PDF」項目の続きは下の画像の通りです。

Send PDF for Contact Form 7設定方法6

行番号が表示されたテキストエリア内に、PDFに表示されるコンテンツを入力します。

ここには、[your-name][your-email]といった[ ]に囲まれた項目が表示されていますが、これはフォームで入力された内容を反映させるものです。CF7の入力・出力項目と同じように、入力された情報を呼び出し、PDFに出力することができます。

下の方に「Save Settings」「Preview of your PDF」の表示があります。これは保存とプレビューです。

最下部には、設定データのインポート・エクスポート機能のメニューがあります。

次の投稿では、実際に設定を行っていきます。