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WordPress脆弱性情報:POST SMTP Mailer/Email Logプラグイン
POST SMTPプラグインにおいて、複数の脆弱性の存在が確認されました。
WordPressプラグインの脆弱性情報です。
POST SMTPプラグインに、脆弱性存在の報告
POST SMTPプラグインにおいて、複数の脆弱性の存在が確認されました。
このプラグインは、WordPress サイトに SMTP を使ったメール送信機能を埋め込むことができるプラグインです。Post SMTP Mailer/Email Logという呼び名でも親しまれており、有効DL数は30万件以上となります。
開示された脆弱性はCVSS 3.1スコア9.8および7.2(Wordfence)とされており、重大なもの、ハイリスクなものと評価されています。
開示された脆弱性の内容はのひとつは、タイプジャグリングの問題による認証バイパス脆弱性です。これによって、認証されていない攻撃者がメーラーへの認証に使用する API キーをリセットし、パスワードリセットのメールを含むログを表示してサイトを乗っ取ることが可能になります。
もうひとつの脆弱性は格納型XSSで、こちらも認証されていない攻撃者によって実行が可能です。
影響を受けるバージョン
影響を受けるバージョンは、2.8.7以前のバージョンです。
完全パッチバージョン
脆弱性の存在箇所について修正がなされたバージョンはバージョン2.8.8です。
CVE ID
CVE-2023-6875、CVE-2023-7027
今回脆弱性が報告されたプラグインのページはこちらです。
参考サイト: Wordfence・関連記事
※Wordfenceでの情報公開は2024 年 1 月 10 日